最高のロックであるドロスグロップの評判

傑作と評判だった「グロス・ドロップ」を再構築したリミックス・ドロスグロップ。それらを作っているバトルスは、日本においてもファンの多いグループです。バトルスのメンバーはイアン・ウィリアムス、デイヴ・コノプカ、ジョン・ステイナーの3人。

 

かつてはフリー・ジャズ界の巨匠であるアンソニー・ブランクストンを父に持つタイヨンダイ・ブランクストンがいましたが、2009年に退団しています。コネティカットとカリフォルニアの北部で幼少時代を過ごしたタイヨンダイ・ブランクストンが作曲やパフォーマンスを始めたのは90年代からです。2009年には初のオーケストラ・アルバム「Central Market」を発表。

 

ニューヨークのリンカーン・センターにおいてプレミアム公演を行っています。ビヨークやフィリップ・グラスとのコラボレーションなどの経歴を持ちます。

 

イアン・ウィリアムスは、元ドン・キャバレロというポストロックバンドにいました。1993年夏から2000年にかけて、5枚のアルバムを発表。2000年11月に一時解散したものの、ドラマーのDamon Cheが再結成。その後2枚のアルバムを発表しています。

 

革新的で独創的な音楽性を持つバンドと言われていました。イアンが在籍していたのは、1992年から2000年まで。ギター担当でした。デイヴ・コノプカは元リンクスのメンバーの一人。ポスト・ロック系のギタリストです。

 

ジョン・ステイナーは元ヘルメットのメンバーでした。ヘルメットはアメリカ合衆国ニューヨークで1989年に結成された、オリタナティヴ・メタルバンドです。ボーカルとギターを担当するペイジ・ハミルトンによって結成されました、メンバーチェンジも多く、ペイジが唯一のコンスタントメンバーです。1998年に解散しましたが、2004年から活動を開始しています。元メンバーには、クリス・トレイナー、フランク・ベロ、ジミー・トンプソンなどがいます。

 

2002年に結成したバトルスは2007年WARPから1stアルバム「ミラード」をリリース。2010年にタイヨンが脱退した後、2011年2st明日バム「グロス・ドロップ」をリリース。日本には2005年PREFUSE73のツアー、2007年フジロック・ツアー、2009年エレクロラグライド、2011年SonarSound Tokyo・フジロック・ツアー公演において来日しています。

 

バトルスは正統派バンドとして知られていますが、フレキシブルな音楽性はファンを常に驚かせています。「グロス・ドロップ」制作にあたっては、メンバーが3人になって初めてのアルバムづくりで苦労はあったと言っていますが、3人がそれぞれ自分の作りたいものを作る、と決めてできたもので結果いいものができた、と言っています。