最高のロックであるドロスグロップの評判

ドロスグロップはメンバー自身にとってディレクションされている作品です。前作のジャケットのオブジェを鮮やかな色に変えた、というアートワークもユニークな作品です。特に哀愁感たっぷりの「DOMIMICAN FADE」や「SUNDOME」などが高い評判を得ています。

 

完成度の高い作品と言われているのも、メンバー自らが選んだリミキサーたちが逸材であることが理由の一つです。ギャング・ギャング・産す、ハドソン・モホーク、フィールド、コード9、ギ・ボラット、ヤマンタカ・アイなど気鋭のクリエイターが大集結しています。それゆえに、「もう一つのグロス・ドロップ」と言われています。

 

その一人であるハドソン・モホークはイギリス・スコットランド出身のDJ、エレクトロニック・ミュージシャンでありプロデューサーでもあります。DMCという、DJの技術を競う世界大会において、14歳で英国大会のファイナリストとなったという逸材。そこからすでに注目されている人材で、ワープ・レコードの次代を担う、と言われています。

 

プレイステーションでビートを作り始めたのがわずか12歳。フライング・ロータスを中心としたロサンゼルスのビート・シーンと共鳴するビート・ジャンキーとしても有名で、ヒップホップとレイヴスタイルを合わせたDJ・ターンテーブリストとしての技術も高いです。

 

傍らでは、ケリー・オケレケのソロ作品ではプリデューサーを務めるという多才なクリエイターです。2009年に「POLYFOLK DANCE 」、デビューアルバム「BUTTER」をリリース。2009年には初来日。レーベル名とのClarkのサポート・アクトとして来日しました。2010年には様ソニックに出演しています。

 

ギャング・ギャング・ダンスは、2000年代初頭に結成されました。2003年に「Revival of The Shittest 」をCD- Rで自主リリースした後、2004年にセルフタイトルのフルアルバムを発売。2005年にはセカンドアルバムを発売し、2006年には初来日。その後も休みなく作品をリリース。メンバーが手掛ける映像作品と、オーディオ・コラージュは評判の高い作品です。

 

日本においても熱狂的なファンが多く、2008年に行われたアルバム・リリース・ツアーにおいては、6都市7公演で大成功を収めています。2009年にはコーチェラ・フェスに出演しています。

 

2010年には日本を除いた全世界で4ADとアルバム契約を結んでいます。エレクトロニック・ビートが冴え渡、パーカッションや女性ヴォーカルの織り成す音楽は、ポリリズミックで魅力的。ユニークで革新的なグループ。この世のものとは思えない、などと絶賛されているグループです。